ペンギンオヤジの舌癌日記

舌癌ステージ3の闘病と母の介護についての記録

【闘病記014】手術当日の出来事

手術室とドクターの画像

手術

acworksさんによる写真ACからの写真


 

 

今回は手術当日のことを書いてみたいと思います。

舌癌の手術の前後のことや、全身麻酔のことを書きました。

手術当日の朝

2017年6月6日。

手術の前の晩、緊張などで眠れないのではないかと思っていたのですが、ぐっすりと眠ることができて朝5時半頃に目が覚めました。

 

しばらくの間、ベッドに腰掛けて明けていく空をずっと眺めていました。

 

6時を少し過ぎた頃だったか、看護師さんがやって来ました。

 

「手術室に行くまでに、ストッキングを付けてください。それからこれも飲んでおいてくださいね」

 

そう言って白い医療用のストッキングとボトルに入った透明の飲み物を置いていきました。

ストッキングは「弾性ストッキング」と言われるもので、手術中に血栓が出来るのを防ぐのが目的のようです。

 

足の静脈に血栓ができて、それが肺にまわっていくと、いわゆるエコノミー症候群になってしまいます。

 

弾性ストッキング(国立がん研究センター がん情報サービス)

 

飲み物が何なのか確認はしませんでしたが、たぶん経口補水液のようなものだと思います。

 

それともう一つ。私にはやることがありました。

 

手術後、ICU(集中治療室)に持ち込むモノ以外の荷物をカバンに詰めて病院内のコインロッカーに入れなければなりません。

 

もう、この部屋(6人部屋)には戻ってこないからです。

 

普通は家族の人が荷物の管理をするらしいのですが、私の場合は前の記事でも書いたように家族の付き添いがありません。

 

看護師さんと相談して、取りあえずコインロッカーへということになったのです。

 

 

 

スマホから手術前、最後のツイートを投稿すると荷物をカバンに詰めて1階にあるコインロッカーへ。

 

いよいよ手術室へ

8時半過ぎに看護師さんが迎えにきて、手術室へと向かいました。

 

手術室に入ると、テレビの医療ドラマ(「ドクターX」とか)で見るような光景が広がっていました。

 

ベッドの脇に腰掛けて、仰向けに横になると、左手の甲に点滴の針を刺されて固定されました。

 

事前に全身麻酔の薬は点滴で注入すると聞いていたので「いよいよか!」と思いきや、いつまで経っても眠くなりません。。

 

「おかしいなぁ」と思っていたら、「それじゃ、これから麻酔を入れますよ」という声が聞こえました。

 

今までは別の薬を注入して・・・い・・・た・・・・の・・・・か

 

もう、その後のことは全く記憶にありません。

 

手術が終わって・・・

手術は予定通り18時過ぎくらいには終わったようでした。

 

何度も自分の名前を呼ばれて意識が戻りました。

 

目を開けると、そこに主治医の顔がありました。

 

そして次の瞬間、パニックに襲われました。うまく呼吸ができないのです!!

 

慌てて手足をバタバタさせていると、ドクターから「ゆっくり、大きく息を吸って」と言われました。

 

すぅ~、はぁ~と何度か繰り返しているうちに呼吸ができるようになり、気持ちも落ち着いてきました。

 

手術中、気道を確保するために気管を切開して、穴が開いた状態だったので(後で鏡を見たら、プラスチックのキャップのようなモノが喉にはめられていました)、呼吸法を普段とは変えないといけないらしいです。

 

その後、ICU(集中治療室)へ運び込まれました。

 

やたらと痰がからんで息が苦しくて、何度も何度も看護師さんに吸引をお願いしました。

 

・・・といっても、声が出せないので手で自分の喉を指さすだけですが。

 

ICUは薄暗く、とても静かでした。

 

息が苦しいのと、意識もまだ少しぼんやりとしていて(情けない話しですが)しばらくの間は近くにいた看護師さんに手を握ってもらっていました。

 

そして時計を眺めながら、苦しくて眠れない長い、長い夜を過ごしたのでした。