ペンギンオヤジの舌癌闘病と母の介護

舌癌ステージ3の闘病と母の介護についての記録

【闘病記011】治療費の話し(「限度額適用認定証」について)

健康保険証と1万円札

健康保険

カメラ兄さんさんによる写真ACからの写真



 

癌の治療費のことを心配していた私は「限度額適用認定証」のことを知って、経済的な悩みがかなり解消されました

今回は「限度額適用認定証」とは何か?申請はどうやるのか?ということについてまとめてみました

癌の告知を受けて数日後くらいから、喉の奥に刺さった小骨のようにチクチクと気掛かりになっていることがありました。

 

それは治療費、つまりお金のことです。

 

8時間もかかる大きい手術をするとドクターから聞かされていたのですが、いったい費用はどれくらい掛かるのか?想像もつきませんでした。

 

果たして払えるような金額なのか?
払えないような大金だったら、どうしたらいいのか?!

 

そんな心配が浮かんでは消え、浮かんでは消えをずっと繰り返していました。

 

痛恨のミス?癌保険は解約してしまっていた

会社員として働いていた頃は、癌保険に加入していました。
(会社の保険事業部に半強制的に加入させられたのですが・・・)

 

しかし、会社を辞めてプー太郎になった時にお金もなかったし、「自分は癌にはならない!」という根拠のない思い込みでその保険を解約してしまったんですよ。

 

今回、癌を告知されたあと、そのことを思い出し「あ~、人生にはこういう落とし穴もあるんだなぁ」などと思ったりしました。

 

「限度額適用認定証」は申請しましたか?

病院の入院窓口の担当者から入院準備について説明を受けた時に恐る恐る「あのぉ、お金はどれくらい掛かりますかね?」と質問してみました。

 

担当者は「う~ん、まだ何とも言えないんですよね・・・」と何とも頼りない返事をした後、「それより「限度額適用認定証」は申請されていますか?」と聞いてきました。

「限度額適用認定証」とは?

ものすごくざっくり説明すると、医療費が高額になることが見込まれる場合に「限度額適用認定証」の交付を受けて保険証と一緒に病院窓口に提出すると、窓口負担が通常の3割負担ではなく自己負担限度額で済むというありがたい制度です。

自己負担限度額について

以下の表は70歳未満の自己負担限度額をまとめたものです。

所得区分 自己負担限度額 多数該当
標準月額報酬83万円以上 252,600円+(医療費総額-842,000円)×1% 140,100円
標準月額報酬53~79万円 167,400円+(医療費総額-558,000円)×1% 93,000円
標準報酬月額28~50万円 80,100円+(医療費総額-267,000円)×1% 44,400円
標準報酬月額26万円以下 57600円 44,400円
住民税非課税 35,400円 24600円

・標準月額報酬によっていくつかの区分に分かれています。

・「多数該当」というのは過去1年間に「限度額適用認定証」などを使って高額医療を3か月以上受診した場合、4か月目から減額されるということです。

・医療費総額とは、保険適用される医療費の総額です。保険適用外の費用は含みません。

例えば、現在の月額給与が30万円だとすると1か月の自己負担限度額は80,100円+αです。しかも、4か月目以降は44,400円に減額してくれます。

 

私の場合は、プー太郎で住民税が非課税なので1か月の医療費は35,400円で済むというわけです。

注意点と補足

自己負担限度額は同一月(1日から末日)ごとに計算されます。

 

つまり足かけ2か月になる場合はそれぞれの月ごとになるので、住民税が非課税の場合は35,400円×2か月=70,800円が窓口で支払う最大額ということです。

 

ただし、入院中の食事代や差額ベッド代など保険適用外の部分については実費での支払いになります。

 

「限度額適用認定証」の交付が遅れて診療、入院前に病院窓口に提出できなかった場合は、いったん全額払って後日、(市役所の窓口などで申請をして差額分を払い戻して貰うようになります。

 

病院によっては少しくらいの遅れなら対応してくれるところもあるようなので、病院の窓口に問い合わせてみてください。

「限度額適用認定証」の貰い方

 

私は市役所の窓口に行って申請書を書き、その日のうちに交付してもらいました。

 

《参考ページ》
シニアガイド「自分や家族が入院したら、すぐに「限度額適用認定証」を入手しよう

全国健康保険協会「医療費が高額になりそうなとき」

まとめ

病院で「限度額適用認定証」の説明を受けたその日の夜のこと。

 

保険代理店のお仕事をされている友人からもツイッター

「限度額適用認定証」の申請はしていますか? 制度として利用できるところは、きちんと利用した方がいいですよ。

と、ありがたいアドバイスをいただきました。

 

その友人も「病気の治療にお金の話は避けて通れません」と書いてくれていましたが、本当にその通りだと思うのです。

 

癌に関する本を読むと、経済的理由で治療を断念せざるを得なかった人の話もちらほらと目にします。

 

私もこの制度のことを知るまでは、本当に治療費が払えるのか、心配で仕方ありませんでした。病気の治療にお金の話は避けて通れないんですよね。

 

ぜひ、私のことは反面教師として捉えてもらいたいのですが、日頃から癌保険医療保険などに加入して「いざ!」という時に備える。

 

加えて、保険などに詳しい人に相談して、例えば「限度額適用認定証」のような制度があることを知って利用する。

 

私もこの2点について、きちんと出来ていれば少なくとも経済的な面での悩みはもっと軽く済んでいたのではないかと思うのです。

 

最後に・・・

 

ここまで私の経験と知りうる限りの知識で書き進めてきましたが、もしも誤りなどがあればコメント欄などでお知らせいただけたら幸いです。