ペンギンオヤジの舌癌闘病と母の介護

舌癌ステージ3の闘病と母の介護についての記録

【闘病記025】癌の再発転移が見つかるまで

夕影のイメージ写真

 

2018年1月に母を亡くしました。その4か月後、悲しみがまだ癒えぬなか、今度は自分の癌の再発転移が見つかりました。

今回の記事では、癌の再発転移が見つかるまでの顛末をまとめてみたいと思います。

併せて、私が実践している「自分でできる癌の見つけ方」もまとめておきました(よかったら参考にしてください)

うすうす感じていた再発転移の可能性

考える人のシルエット


 

18年の5月初旬に癌の再発転移が見つかったわけですが、実はかなり以前から自分のなかで「もしかしたら、再発するかもしれない」というイヤな予感はしてたんですよね。

 

自分の予感を裏付ける根拠のみたいなものは、いくつかあります。

 

(1)転移の可能性は否定できないという検査結果

(2)残った左側の頸部リンパ節

(3)母の介護と死による強いストレス

 

転移の可能性は否定できないという検査結果

 

17年の6月、最初の手術で切り取られた私の舌は顕微鏡検査にまわされ、その検査結果についてドクターからは「残った舌の組織内にまだ癌細胞が残っていて、それが血管やリンパ節を伝って転移する可能性は否定できない」という説明を受けていました。

 

つまり、手術ですべての癌細胞を取り切ることはできなかった、ということです。

 

ドクターからは放射線治療抗がん剤治療を並行して行うことを提案されましたが、私はその提案を断ってしまったのです。

 

(でも、一度は断ったものの、最終的には最低減の抗がん剤治療は受けることにしました。)

 

でも、「転移の可能性は否定できない」という検査結果は、その後もおりに触れて脳裏によみがえり、もしかしたら再発するかもしれない、という不安を生むことになりました。

 

残った左側の頸部リンパ節

 

最初に舌癌を告知されたとき、首の左右のリンパ節にも転移している可能性が高い、と言われました。

 

結局、検査の結果、右側のリンパ節だけを切除して左側のリンパ節は残されました。

 

でも、手術後も自分の首を触ってみると小さなしこりのようなものがあって、それがずっと気になっていたのです。

 

本当に左側は大丈夫なのか?!そんな不安がずっと付きまとっていました。

 

母の介護と死による強いストレス

 

最初の手術から2か月後、抗がん剤治療を受けているなかで、突然はじまった母の介護。

 

介護について何の予備知識も、準備もないままに母に振り回される日々が始まったのです。

 

介護によって受けるストレスは想像以上のものがありました。

 

それに、介護だけでも大変なのに、私は抗癌剤の副作用とも闘わないといけません。

 

そんなときに、「ストレスが免疫力を下げ、癌の発生、再発の遠因になることがある。」ということを、何かの本で知りました。

 

だから、介護と副作用でストレスフルな日々を過ごしている中で、「もしかしたら・・・」と思うことが何度もあったのです。

 

再発転移が見つかるまでの顛末

懐中時計と人形

dronepc55さんによる写真ACからの写真  】
 

⚫︎18年4月末

 

定期的に受けていた血液検査と診察のために外来を受診したときのことです。

 

その日、受けた血液検査の結果は「まったく問題なし!」とドクターから言われました。

 

普段なら、それで「あぁ、よかった」と安堵するところですが、この日は数日前から左首筋のしこりが気になっていたので、ドクターに診てもらったのです。

 

「少し大きくなってきてるみたいですね」

 

ドクターはそう言って、6月に予定していたCT検査を前倒しにすることとエコー検査と生検もやりましょう、と言いました。

※生検(生体組織検査)

疑わしい箇所の組織を切り取って、顕微鏡検査などを行う検査のこと

 

⚫︎18年5月1日

 

血液検査、尿検査、エコー検査、生検を受ける。

 

検査の後、ドクターからは「念のため、既に入院、手術の予約はしておきました」と言われました。

 

その日の検査結果はまだ出ていないのに「なんて手回しが早いんだ!!」と思いつつ、専門医が予約までしたということは、それだけ再発転移している可能性が高いんだということを悟り、少しガックリして帰路につ

きました。

 

⚫︎18年5月8日

 

この日は午前中に、X線検査、CT検査、心電図をうけました。

 

そして午後、検査結果を聞くために診察室に入った私は、最初にわざと明るく「アウトでしたか?」とドクターに切り出しました。

 

するとドクターは苦笑いしながら、黙ってうなずいたのです。

 

その瞬間、私は深いため息をついて、ガックリと肩を落としたことを今でも鮮明におぼえています。

 

心配していたとおり、左首筋リンパ節への転移でした。

 

その後、入院、手術、今後の治療や後遺症について説明を聞き、病院をあとにしたのでした。

 

帰る途中、市役所に立ち寄り高額医療費の「限度額認定証」を再度、交付してもらいました。

 

家に帰り着き、弟に「アウトだった」というと、少し怒ったような顔をされた。

 

そういえば、前年に「癌だった」と言った時も同じように「バカヤロー!」と怒って部屋を出て行ったな。

 

検査では見つからなかった癌の再発転移

聴診器の写真


 

このときの再発転移は、血液検査では見つからず、私が自分からドクターに「首のしこりが・・・」と申し出たことで発見されました。

 

なぜ、検査で癌が見つからなかったのか?

 

後日、そのことについてドクターに尋ねました。

 

血液検査、CT、PET、どんな検査でも100%ということはない、ということだそうです。

 

「癌は早期発見が大切」と、よく言われますが、検査を受けたからといって、それで100%発見できるというわけではないんですね。

 

少し話がそれますが、ステージ4の舌癌を公表した堀ちえみさんのことはご存知だと思います。

 

彼女の場合も舌に違和感を感じて、医療機関を受診したものの最終的に舌癌と診断されるまでに、すごく時間がかかっているんですよね。

 

報道によると、以下のような感じ。

 

・18年5月頃:内科でビタミン剤を処方され、歯科でレーザー治療を受ける

・18年11月:痛みがひどくなり歯科、内科、婦人科で「悪性腫瘍ではないか?」と尋ねるも、医師からは「悪性ではない」と言われる

・持病のリウマチ科の医師からは「リウマチの薬の副作用でしょう」と言われる

・19年1月:大学病院で舌癌の告知を受ける

 

《参考ページ》

堀ちえみロングインタビュー ステージⅣの告知から10カ月、舌がんと食道がんから生還して

 

別に医師を責めるわけではありませんが、もっと早くに癌の診断がくだされていれば、ステージ4まで進行しないで済んだかも、と思われてなりません。。

 

話を戻しますが、「癌は検査や診察でも、見つからない場合がある」ということは覚えておいた方がいいと思います。

 

ガンを見つけるために自分でできること

チェックシート

たかやんさんによる写真ACからの写真  】

(1)自分で自分の体を点検する

 

私の場合、上の方で書いたとおり、最初の手術の後、左側の首のリンパ節に転移する不安をかかえていたので、よく自分で首のあたりを触っていました。

 

だからこそ、しこりが何だか大きくなってきていることにも気づけたわけです。

 

SKE48のアイドルで現在はタレントとして活躍されている矢方美紀さんも、自分でセルフチェックをして胸のしこりに気づき、乳がんを発見されたそうです。

 

お風呂に入った時など、自分の体に異常がないかということを気にしたり、女性の方は乳がんのセルフチェックをするのもよいのではないでしょうか?

《参考ページ》

#乳がんダイアリー 矢方美紀 第1回「セルフチェックのこと」

(2)体重を測る

 

一般的に「癌になると体重が減る」と言われてます。私も舌癌になって体重が18キロ近くも減少しました!

 

ダイエットなど心当たりもなく、急激に体重が減り始めたら、癌の可能性を疑った方が良いと私は思っています。

 

実際、私も毎朝、必ず体重を測りアプリに記録することを続けています。

(3)体温を測る

 

「癌細胞は35度の体温で活性化する」「癌細胞は低体温を好み、高体温に弱い」ということを本で知りました。

 

実際、私も癌の告知を受けた頃は体温が決まって35度台でした。

 

低体温=癌、という単純なものではないようですが、低体温では免疫力も落ちるといわれているので、やはり35度台よりも36度以上の方がいいのではないかと思います。

 

私はふだん、朝・昼・就寝前と1日に3回、体温を測って、これもアプリに記録しています。

 

(4)定期検診、がん検診を受ける

 

上の方で「癌は検査や診察でも、見つからない場合がある」と書きましたが、それでも検査は受けないよりも受けた方がいいに決まってます。

 

会社や市区町村などでやっている定期検診、あるいは、がん検診などは機会があれば是非とも受信してみてください。

 

がん検診については、下記のページが参考になると思うので、よかったらご覧ください。

 

《参考ページ》

「がん検診 まず知っておきたいこと」(国立がん研究センター)

(5)最後に・・・(どこの病院へ行くか?)

 

癌の可能性が疑われるときに、どこの病院へ行くか?

 

私の場合は以前の記事にも書きましたが、以下のような流れでした。

 

・最初に近所のクリニック(口腔外科)
↓(紹介状)
・大学病院(総合病院)
↓(紹介状)
・大学病院(脳疾患と腫瘍の専門病院の頭頸部腫瘍科)

 

 

舌癌を診察してくれるのは、だいたい「口腔外科」「耳鼻咽喉科」「歯科」です。

 

ただ、堀ちえみさんの例を見ると、腫瘍科などの専門医に診てもらうのも「あり」かなと思います。

 

ただし、最初から紹介状なしで大学病院に行くと初診料として5000円くらい掛かるので、最初は近所の病院で診察を受け、納得できない場合は「専門医に診てもらいたい」と申し出て紹介状を書いてもらうのが良いのかもしれません。