ペンギンオヤジの舌癌日記

舌癌ステージ3の闘病と母の介護についての記録

【介護003】母の介護体制(ケアマネジャー、訪問看護、訪問診療、デイサービスなど)

高齢者の介護のイメージ写真

akizouさんによる写真ACからの写真


 

今回は母の介護体制についての話しです。

母の介護にあたり、お世話になったケアマネジャーさん、訪問看護、訪問診療、デイサービスのことについてまとめました。

ケアマネジャーさんの交代

ケアマネジャーのイメージ写真

bBearさんによる写真ACからの写真

 

自立歩行できなくなる前、母は「要支援2」の状態で、その時は地域包括支援センターのYさんというケアマネジャー(以下、ケアマネ)に何かとお世話になっていました。

 

とても人当たりが良くて、いつもニコニコしている女性の方で、何か困ったことがあったときなどは、的確に対応してくれて私たち家族にとって本当に心強い存在でした。

 

しかし、母の容体が悪化し自立歩行が出来なくなると介護支援区分が「要支援2」から「要介護4」に変更となり、それに伴ってケアマネージャーさんもYさんから福祉施設に所属しているKさんに変更になりました。

 

一般的に「要支援」の間は地域包括支援センターのケアマネさんが担当し、「要介護」となると居宅介護支援事業所のケアマネさんが担当するようになるようです。

 

ところが、新しく担当になったKさんは何というか・・・ひと言でいえばすごく要領が悪い方で、それはケアマネさんの引き継ぎの時に前担当のYさんからも「けっこう評判の人」と耳打ちされていました。

 

「最悪、どうしてもダメなようだったらケアマネさんの交代もできるので、その時はまた相談してください」といつものニコニコ顔でYさんは私に言ったのでした。

▼「要支援」「要介護」「地域包括支援センター」についてはこちらのページにまとめてあります。

【介護001】母の介護が始まるまで

ケアマネさんの役割

ケアマネジャーと説明を受ける家族のイラスト

 

まだ母が退院して家に帰ってくる前に私と弟は母が入院している病院で初めて新しく担当してもらうKさんとお会いしました。

 

第一印象は・・・・まぁ、それはここでは関係ないので割愛します(苦笑)

 

そこで病院スタッフとして退院支援をしてくれているソーシャルワーカーさんも交えて今後の母の介護体制をどうするかということを話し合いました。

 

「在宅介護」という言葉は知っていても具体的に何をどうすればいいのか私も弟もさっぱり分かっていなかったので、ケアマネさんとソーシャルワーカーさんの話や提案を聞きながら、一つ一つ決めていきました。

 

このようにケアマネさんの役割の一つに、介護を受ける人の状態に合わせて適切な介護が受けられるようにケアプランを作成することがあります。

 

要介護度の区分によって使える介護保険料も違ってくるので、保険の給付上限額を超えないように介護のプランを考えて提案してくれるのです。

 

※要介護度→要支援1~2、要介護1~5の7段階に区分されてます

 

そして、家族と一緒に決めたケアプランに従って役所への申請や介護サービスを提供してくれる業者さんなどとの連絡、調整もケアマネさんがやってくれるのです。

 

▼ケアマネージャーさんについての詳しい説明はこちらのページも参照してみてください。

・ケアマネージャーの選び方、上手な付き合い方(LIFULL 介護)

母の介護体制

医療スタッフのイラスト


 

このようにしてケアマネさんやソーシャルワーカーさんと相談して母の介護体制は以下のように決まりました。

  • 訪問看護(週に3回)
  • 訪問診療(おおよそ2週間に1回)
  • 訪問入浴
  • デーサービス(週に2回)

訪問看護

在宅介護のイメージ写真

涼風さんによる写真ACからの写真


 

近くの訪問介護ステーションに所属する看護師さん(1~2人)が週に3回やって来て、母の健康状態の管理や必要に応じて医療措置を行ってくれました。

 

母が受けた主な看護は以下の通りです

 

  • バイタル(血圧、体温、脈拍)のチェック
  • 排泄の処置(おむつの交換や摘便など)
  • 尿道カテーテルとバルーンの交換
  • 床ずれの手当て
  • 緊急時の医療処置(点滴、けがの手当て)
  • 体の清拭(体を拭いてもらう)

 

最初のうちは見知らぬ人にあれこれ体を触られるのが嫌なのか、やって来た看護師さんに「もう来ないでください!」などと抵抗することも多かった母ですが、やがて慣れてきたようで時には笑顔で談笑することもありました。

 

やって来る看護師さんは割と年配の女性の方ばかりで、先方の勤務シフトやローテションなどの関係で日によって来る日とが違っていました。

 

やむを得ないことだと思うのですが、人によって医療スキルにバラツキがあり特に尿道カテーテルとバルーンの交換はスムーズに出来る人とそうでない人との違いが顕著でした。

 

交換がスムーズに出来る人であれば何の問題もありませんが、出来ない人だと母はものすごく痛がり、そばで見ていてちょっとツラいものがありました。。

 

《参考ページ》
・訪問看護とは?(LIFULL 介護)

訪問看護訪問介護の違い

看護師のイラスト

ヤマモリポテコさんによるイラストACからのイラスト


 

我が家ではお世話になることはありませんでしたが、訪問介護という似たようなサービスもあります。

 

その違いはざっくりいうと以下のような感じです

 

  訪問看護 訪問介護
スタッフ 医療従事者 ホームヘルパー
サービス 医療行為を含む 医療行為は不可
  家事行為は不可 家事行為を含む
  食事、排泄、清拭

 

食事の介助、排泄のケア、体の清拭などは両者とも共通のサービスになります。

 

しかし、訪問介護では掃除・洗濯・買い物・調理といった家事もやってくれますが、訪問看護では不可です。

 

反対に訪問看護では点滴や注射、けがの治療などの医療行為をしてくれますが、訪問介護では不可です。

 

我が家の場合は掃除や洗濯、調理などは私と弟が分担してやっていたので、訪問介護ではなく訪問看護を選択しました。

 

訪問診療

往診に行くお医者さんのイラスト

さんによるイラストACからのイラスト


 

訪問診療というのは簡単にいうと往診のことです。

 

お医者さんが家にやって来て体の状態をチェックしてくれたり、必要に応じて医療処置や薬を処方してくれます。

 

時には地域の病院と連携して入院などの段取りもしてくれます。

 

訪問診療でやって来るお医者さんが主治医となるので、訪問看護の看護師さんたちはこのお医者さんの指示に従って必要な処置をしてくれるのです。

 

この連携がうまくいかないと、とんでもないことになるのですが、その話しはまた別の機会に詳しく書きますね。

 

母の場合はおおよそ2週間に1度、訪問診療のお世話になりました。

 

特に助かったのは薬の調整をしてもらったことと母の容体が急変したときに駆けつけてもらったことでした。

 

訪問入浴・デーサービス

デイサービスの送迎イメージイラスト

ヤマモリポテコさんによるイラストACからのイラスト


 

在宅介護をするにあたり家族の者だけで高齢者を入浴をさせるのはとてもハードルが高いことです。

 

このことに関してはケアマネさんとも相談して訪問入浴のサービスを利用することにしました。

 

しかし、それがうまくいかなかったことは前回の記事で書いたとおり。

 

【介護002】在宅介護のお風呂の問題(訪問入浴)

 

そして次に考えたのがデイサービスでした。

 

デイサービス(通所介護とも言われます)では送迎付きで入浴や食事、レクリエーションなどのサービスが受けられます。

 

母の場合は週に3回、朝の9時頃に迎えに来てもらい午後4時過ぎに帰宅するサービスを受けることにしました。

 

デイサービスのいいところは本人にとっても家族以外の人とコミュニケーションをとることができたり、ずっと家にいるのではなく外に出ることで気分転換になるところだと思います。

 

また、介護をする家族にとってもデイサービスに行ってる間は格好の息抜きの時間になるのです。

 

私にとっても弟にとっても週に3日、1回につき約7時間の介護の空き時間ができるのはとてもありがたかったのです。

 

今回のまとめ

ケアマネジャーさん、訪問看護の看護師さん、訪問診療のドクター、いずれもその道の専門職の方々です。

 

見た目はフツーのおばちゃんでも専門知識やスキルを持っているのです。

 

頼れるところは、どんどん頼った方がいいと思います。

 

介護で禁物なのは、とにかく一人で抱え込んでしまうことです。

 

介護する本人がストレスを抱え込んでしまうと、最終的にそれは介護する相手(自分の親)に跳ね返ってしまうことになります。

 

そうならないためにも、適切な介護が受けられるようにケアマネさんと相談して必要なサービスを選び抜いてください。

 

(1)まず最初にケアマネージャーさんと相談して最適なケアプランを組む

(2)訪問看護訪問介護、デイサービスなど必要なサービスを選択する

(3)訪問看護では健康状態の管理や必要な医療処置をしてもらえる

(4)訪問診療を受けることで通院の手間が省けるのと緊急時に対応してもらえる

(5)デイサービスは本人にとっても家族にとってもいい気分転換になる