ペンギンオヤジの舌癌闘病と母の介護

舌癌ステージ3の闘病と母の介護についての記録

【介護001】母の介護が始まるまで

 

介護保険証と車椅子のイメージ写真

akizouさんによる写真ACからの写真

 

今回は「舌癌闘病記」と並んでこのブログのもう一つのテーマ「母の介護」について書きます。

母の病状や認知症とおぼしき症状のこと、そして介護が始まるまでの流れをまとめました。

母の病状の推移

介護用ベッドの写真

soraraさんによる写真ACからの写真

 

17年3月中旬
・軽い肺炎と尿道炎で入院
・入院後に腰と膝の痛みが悪化しうえにパーキンソン症候群を発症
・自立歩行が出来なくなり歩行訓練の日々を送る

17年4月中旬
・「不穏」の症状が見られるようになる
・容態が急変、「最悪の事態も覚悟してください」と医師に告げられる
・数日後に回復、元気を取り戻す

17年5月中旬
・リハビリを目的に転院をする

17年8月
・母が退院。この日から私と弟の介護生活が始める

私が癌の告知を受ける少し前、17年3月の中旬に当時86歳の母は軽い肺炎と尿道炎で入院をしました。

 

その後、肺炎と尿道炎は治ったのですが、膝や腰の痛みがひどくなったうえに「パーキンソン病」と似た症状がでるようになり自立歩行がかなり難しい状況になってしまいました。(後にパーキンソン症候群と診断されました)

 

病室もリハビリ病棟に移り、歩行訓練を受ける日々が始まりました。

 

私もまだ癌の告知を受ける前だったので、なるべく毎日、母の様子を見に病院へ行くようにしていました。

 

でも、私の顔を見るたびに「早く帰りたい!」「今日、このまま連れて帰ってくれ」と子供のように駄々をこねられ、「ちゃんと歩けるようになったら帰れるからリハビリ頑張ろうね」と諭すようなことが何度もありました。

 

駄々をこねる子供とそれを諭す親。いつしかお互いの立場が入れ替わってしまっていたんですね。

 

最初、私はそういう母の態度を単なるわがままだろうと思っていました。だけど、そのわがままは段々とひどくなっていったのです。

 

「不穏」の症状

怒っている高齢女性のイラスト

カネーライスさんによるイラストACからのイラスト

 

高齢になってからの長期入院というのは認知症の発症リスクが高くなるということを後で知ったのですが、思い返せば「そういえば、あの時・・・」と思い当たることがいくつもあります。

 

例えば、父と一緒に見舞いに行った時のこと。

 

病室に入ると母は何やら意味不明なことを1人で話したり、急に物に八つ当たりしたり怒り出して大きな声をだすのです。

 

「不穏」という言葉をご存知でしょうか?

 

介護の現場などで使われる「不穏」には次のような意味があります。

 

認知機能に障害があると不安が生じ、周囲に対する警戒心が強まって、ちょっとしたことで怒り出したり、興奮して大声を出したり、暴れたりすることがあります。

(出典:ディペックス・ジャパン「認知症の語り」)

https://www.dipex-j.org/dementia/topic/symptom/komaru

 

しかし、その当時はそういう知識もなかったので私も父も戸惑うばかりで、最後には母を相手にマジギレしてしまったのでした。。

 

実は母は最後の最後まで認知症という診断をされたことがありません。だから、この不穏の症状も医学的に(?)不穏だったのかどうかは定かではありません。

 

でも、その後の言動などからも母はきっと認知症を患っていたのではないかと思っています。ちなみに、私と弟との間では「ちょいボケ」だったということになっているんですけどね。

 

介護が始まるまでの準備

要介護認定調査書の写真

もみもみこさんによる写真ACからの写真

 

17年3月末
・包括支援センターで母の介護支援区分の変更手続きをする

17年4月中旬
・母の介護保険区分変更調査(役所の担当者が病院に来て、母の容態を確認)

17年8月上旬
・母の退院に備えて家屋調査
・母が退院
・自宅にてケアマネジャーさん、訪問看護師さん、訪問入浴の担当者と打合せ

 

介護保険の概要について

要介護・要支援のイメージ写真

toraemonさんによる写真ACからの写真

 

40歳以上の方は介護保険に加入されていますよね。

 

でも、実際に介護が必要になった時にどうやって保険料を受け取るかご存知ですか?

 

介護保険被保険者証」というのは65歳になると役所から郵送されてきます。

 

でも、この保険証だけではダメで「要介護認定」というものを受ける必要があるのです。

 

簡単にいうと、役所などから担当者が家にやって来て介護保険を受ける人の生活状況や身体機能などをチェックして、介護が必要かどうか、必要だとしたらどの程度の介護が必要かということを審査するのです。

 

介護が必要と判断されると、以下のランク付けが行われてそれに応じて支払われる(使える)介護保険料が決まるという仕組みです。

 

《要介護度の区分け》
- 「要支援1〜2」「要介護1〜5」の7ランクに分かれている
- 一番軽いのが「要支援1」で一番重いのが「要介護5」
- 「要支援1」は身の回りの簡単なサポートがあれば生活できる。
- 「要介護5」はほぼ寝たきり状態。

 

当たり前ですが、ランクが上の方が手厚い介護支援が受けられます。

 

要介護認定は原則1年で、期限切れ前にまた担当者が来て生活状況や身体機能をチェックして必要に応じてランク変更が行われます。

 

ただし、期限内でも病気などで身体機能が衰えた場合などは変更を申し出ることができます。

 

地域包括支援センターに行こう!

説明を受けるお婆さんと家族のイラスト

りんくさんによるイラストACからのイラスト

 

「要介護認定」は役所の窓口でも申請できますが、私のオススメは地域包括支援センターです。

 

地域包括支援センターとは、介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」です。専門知識を持った職員が、高齢者が住み慣れた地域で生活できるように介護サービスや介護予防サービス、保健福祉サービス、日常生活支援などの相談に応じており、介護保険の申請窓口も担っています。

(出典「地域包括支援センターとは? その活用法」Lifull介護

 

「要介護認定」に限らず、介護について分からないことや不安なことについて親身になって相談にのってくれます。

 

私も事あるごとに相談に行き、本当に色々と助けてもらいました。

 

この時も母はそれまで「要支援2」だったのですが、自立歩行が困難になったので相談に行くと「要介護認定」の区分変更申請の手続きをしてくれました(結局、母は「要介護4」という区分になりました)

 

他にも施設の紹介や介護用品を扱っているお店の紹介などもしてくれるので、とにかく遠慮せずに相談に行った方が良いと思うのです。

 

何処にあるか分からないという場合は、グーグルマップなどで「地域包括支援センター」で検索すると出てくると思います。

 

家屋調査

介護リフォームのイメージ写真

kazu1145さんによる写真ACからの写真

 

自立歩行が困難になった母が退院して帰宅するとなると、家の中では車椅子での生活ということになります。

 

退院後の家での生活に支障が出ないよう、家屋調査が行われることになりました。

 

車椅子が通れる生活動線が確保できるか?危険な段差はないか?などを調査し、必要に応じて家の改修をするためです。

 

幸い、我が家はかなり早い段階から手すりなども取り付けてあったので、この時は殆ど改修の必要はありませんでした。

 

もしも、改修が必要になっても介護保険が適用されるので、実費負担はかなり少なくて済むと思います(ケースバイケースだとは思いますが・・・)

 

この調査の段取りや改修が必要になった時の業者さんの手配なども地域包括支援センターの担当ケアマネージャーさんがやってくれます。

 

今回のまとめ

(1)高齢者の長期入院は認知症発症のリスクがある

(2)介護で困ったり分からないことがあれば、地域包括支援センターを活用しよう

(3)介護保険を受ける際には「要介護認定」が必要(役所か地域包括支援センターで申請する)